2022年1月26日、ソニーは遺伝子改変による免疫細胞のがん治療などで使える細胞解析装置「CGX10」を開発したと発表した。発売は、2022年秋に国内、米国、欧州で開始する。免疫治療の実用化が今後進むとみて、研究から臨床用途に事業領域を広げる見通し。
同装置は、1秒あたり1万5000個の速度で細胞の種類を判別し、必要な細胞だけを取り出す。免疫細胞治療に必要な数億個の細胞を6時間程度で収集できる仕組みだ。安全性を高めるため、外気に触れず菌の混入を防ぐ構造となっている。
抗がん剤や放射線治療に続く治療法として、免疫細胞治療の促進に貢献することが期待される。
ソニー、免疫細胞治療向けの解析装置 – 日本経済新聞
ソニーは26日、遺伝子改変による免疫細胞のがん治療などで使える細胞解析装置を開発したと発表した。1秒あたり1万5000個の速度で細胞の種類を判別し、必要な細胞だけを取り…