2022年1月24日、東京大学医療研究所ウィルス感染部門の河岡義裕特任教授らの研究チームは、新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)の変異株であるオミクロン株の性状を明らかにしたと発表した。
マウスとハムスターを用いて、患者から分離したオミクロン株の増殖能と病原性を従来の流行株と比較したところ、オミクロン株の増殖能と病原性が、これまでの流行株と比較して低いことが確認された。
今回の研究結果が、実際にヒトにそのまま当てはまるかどうかについては検証が必要だとしつつも、変異株のリスク評価など、行政機関が今後のCOVID-19対策計画を策定実施する上で、重要な情報になると期待される。
東大、新型コロナ オミクロン株の性状を動物モデルを用いて解明
東京大学(東大)は1月24日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株であるオミクロン株の性状を明らかにしたと発表した。