厚労省 再生医療等製品2製品を含む新薬9製品を承認、初の多発性骨髄腫に用いるCAR-T細胞製品も

2022年1月20日、厚生労働省は新有効成分含有医薬品9製品を承認した。そのうち2製品が再生医療等製品として承認された。

ひとつはブリストル マイヤーズ スクイブの再発・難治性の多発性骨髄腫に用いるCAR-T細胞製品・アベクマ点滴静注。CAR-T細胞製品として多発性骨髄腫を適応とするのは同製品が国内初。アベクマ点滴静注が細胞の表面にあるBCMAを認識し結合すると、CAR-T細胞が増殖しサイトカインが放出され、その結果、BCMA発現細胞が融解・殺傷される。

もうひとつは、ひろさきLI社の角膜上皮幹細胞疲弊症における眼表面の癒着軽減を目的とした再生医療等製品サクラシー。同製品を患部に移植することで異常な角結膜を再建し、眼表面の異常を修復する。

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