脊椎損傷に対してヒトiPS細胞由来神経幹細胞を移植することによる運動機能改善のメカニズムを慶大が解明

2022年1月12日。慶應義塾大学は脊椎損傷マウスにヒトiPS細胞由来神経幹細胞と前駆細胞移植を移植し、運動機能の回復のメカニズムの解明に成功したと発表した。研究は慶應義塾大学医学部の岡野栄之教授、中村雅也教授、北川剛裕助教、名越慈人専任講師らなどで構成される研究グループによるもの。

マウスの損傷した脊椎にヒトiPS細胞由来神経幹細胞と、前駆細胞を移植し、その運動機能がどのように修復されていくのか、移植された細胞の機能を調べた。研究には人工受容体技術「DREADDs」が用いられている。脊髄損傷の治療法の確立のための新たな光明として期待されている。

目次
閉じる