FIRM・畠会長 再生医療の規制調和へ 日本の考え広げるためにもアジアでの議論が重要

2022年4月8日、再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)の畠賢一郎代表理事会長はアジア再生医療団体連携会議(APACRM)の開催を受け、アジアでの規制調和に向けて活動を発展させる考えを示した。

畠会長は、CAR-T製品などモダリティベースの規制調和が欧米主導で進む一方で、基盤技術などについては規制調和が進んでいないことを指摘。日本の規制のよい部分を広める一つの手法として、アジアでの議論の必要性を説明した。APACRMの内容を論文化することなどを通じ、欧米に対しての影響力を示していくとしている。

また、APACRMでは「再生医療関連の規制調和を促進することで、各国・地域での試験結果等の共有化や臨床開発にかかる時間とコストの低減を目標にして、活動をさらに発展させる」ことなどが合意されたとしている。

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