2022年4月8日、イギリス・バブラハム研究所のウォルフ・ライク教授らの研究チームは、53歳の女性から採取した皮膚細胞を、iPS細胞技術を用いて30歳若返らせることに成功したと発表した。
研究チームは、53歳の女性から採取した皮膚細胞にiPS細胞技術を応用し、本来は細胞を化学物質に50日間漬けるところを12日に短縮した。すると細胞はiPS細胞になるかわりに、30歳若返ったという。
実用化までには、克服するべき課題がいくつかあるものの、細胞の若返りが可能であると実証できたことは大きな前進だとしている。ライク教授によれば、まず最初の応用法として、高齢者の傷口の皮膚を若返らせ、治癒をスピードアップさせることが考えられるとのこと。
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