神戸大 新型コロナワクチン3回接種でオミクロンBA.2株に対する中和抗体の上昇を確認

2022年4月4日、神戸大学は兵庫県ならびに神戸大学大学院医学研究科附属感染症センター臨床ウイルス学分野の森康子教授らの研究グループが、ファイザー製新型コロナウイルスmRNAワクチンの3回接種者の血清から、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)オミクロンBA.2株に対する中和抗体の有意な上昇を確認したこと発表した。

調査対象者は、2021年6月から2022年1月にかけて、mRNAワクチンを3回接種した神戸大学医学部附属病院の医師40名。2回接種後約7か月、および3回目(ブースター)接種後の血清中における新型コロナ オミクロンBA.2株に対する中和抗体の測定を行った結果、ブースター接種後約2週間の時点では、BA.2株に対する中和抗体の有意な上昇が認められた。

今後、流行が危惧されるBA.2株の感染拡大を抑える上での、鍵になることが期待される。

目次
閉じる