2022年3月17日、株式会社日本触媒は独自開発した3次元細胞培養容器「ミコセル(R)」で作製した脂肪由来幹細胞凝集塊の変形性膝関節症に対する治療に関して、共同研究先の医療法人再生会そばじまクリニックでの臨床研究で安全性が確認されたと発表した。詳細については、第21回日本再生医療学会総会(3月17日開催)にて傍島院長が発表する。
ミコセルは粒子径が揃い生体内での状態に近い細胞凝集塊を多量に作製できるのが特徴。ミコセルを用いたヒト脂肪由来幹細胞凝集塊の変形性膝関節症に対する安全性、および有効性のデータ取得を目的として臨床研究を実現するために、そばじまクリニックと共同研究を実施してきた。計5名の被験者へ投与した結果、細胞凝集塊の安全性を確認したとしている。
今後は、有効性確認のため、臨床研究(有効性確認)の承認申請並びに実施を進めていく予定。
3次元細胞培養容器「ミコセル®」を用いた変形性膝関節症に対する臨床研究(安全性確認)を終了
株式会社日本触媒のプレスリリース(2022年3月17日 09時30分)3次元細胞培養容器「ミコセル®」を用いた変形性膝関節症に対する臨床研究(安全性確認)を終了