京大が初、臨床用iPS細胞ストック2種を韓国ベンチャーに提供

2022年3月15日、京都大学iPS細胞研究財団は韓国ベンチャー企業のiPSバイオに「HLAホモiPS細胞ストック」を60万円(消費税抜き)で提供したと発表した。同財団が海外に臨床用iPS細胞を提供するのは初めて。

iPSバイオは数年内に、ハンチントン病や脳卒中などを対象にした臨床試験でiPS細胞を活用する。

提供したのは、多くの日本人に免疫拒絶反応が起きにくいHLAホモiPS細胞ストックの臨床用株計2種。日本人と韓国人のHLAタイプは類似性が高いことから、免疫拒絶反応のリスク低減が期待できるとしている。

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