ラメラ構造とは簡単に言うとどんな意味?ラメラ構造の役割やラメラ構造が乱れてしまう原因についてわかりやすく解説!

英語名:Lamellar structure、英語略:-
独:Lamellenstruktur、仏:Structure lamellaire
同義語:-

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肌のラメラ構造とは?

肌のもっとも外側にある角質層。この角質層は、角層細胞と細胞間脂質から構成されており、この細胞間脂質は水分と油分が交互に重なった構造をしている。

この細胞間脂質の構造を「ラメラ構造」と呼び、肌のバリア機能を保つうえで重要な役割を持っている。なおラメラ構造とは本来、液体と固体の中間にある液晶状態のひとつのことを言う。

もっとカンタンに言うと肌の角質層で水分と油分が交互に重なった構造のこと

肌の乾燥をふせぎ、日々うるおいを保つためには、適度な水分と油分が必要不可欠。

このうるおいを守っているのは、肌の一番外側の部分の角質層と呼ばれる部位です。角質層は、角層細胞と細胞間脂質から構成されており、この細胞間脂質では水分と油分が交互に重なるミルフィーユ構造をしています。

この構造をラメラ構造と言い、ラメラ構造がきれいに保たれることで、体内の水分の蒸発もふせぎ、紫外線やほこりといった外的刺激からのダメージも防ぐバリア機能が発揮されます。

つまり健康でみずみずしい肌とは、ラメラ構造がきれいに整った状態のことを言うのです。

肌のラメラ構造が乱れる原因は?

きれいなラメラ構造では、脂質分子が規則正しく配列しています。しかし水分と油分のバランスが崩れてしまうと、脂質分子の層も崩れてしまい、せっかく保たれていた水分が蒸発してしまうのです。

このように構造が乱れる原因はさまざま。加齢により乱れがちになるほか、日々の生活習慣や肌の刺激などでもラメラ構造は乱れてしまいます。

とくに、乳液やクリームでの油分の補給を怠ることや、洗顔のし過ぎで過剰に油分を取ってしまうなど、誤ったスキンケアによって悪循環に陥ることも多く見られます。

ラメラ構造が乱れた肌は水分が蒸発するため乾燥しやすく、バリア機能も低下するため肌トラブルを起こしやすくなります。そうならないように、日々のケアのやり方を見直すことが必要です。

また現在では、あらゆるメーカーから、ラメラ構造に着目したケア商品も販売されています。気になる場合はこのような商品を検討してみるのも良いでしょう。

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