コラーゲンとは簡単に言うとどういう意味?コラーゲンの働きやコラーゲンペプチドについてもわかりやすく解説!

英語名:collagen、英語略:-
独:Kollagen、仏:collagène
同義語:-

目次

コラーゲンとは?

コラーゲンとは、皮膚や血管、腱・軟骨などを構成するタンパク質のこと。人体では、タンパク質全体のおよそ30%がコラーゲンとなっている。

コラーゲンをもっとカンタンに言うと細胞や組織の接着剤のように働くタンパク質

コラーゲンとは、タンパク質の一種。皮膚や血管を作るうえで欠かせない成分です。コラーゲンは繊維状のタンパク質で、組織や細胞を繋ぎ合わせる接着剤に似た役割を持っています。

また、皮膚や軟骨に多く存在するため、肌の弾力や関節の柔軟性にも大きなかかわりを与えます。ただし体内のコラーゲン量は、年齢とともに減少することも知られています。

コラーゲンの働きは?

コラーゲンは、肌や骨、関節を支える重要なタンパク質。エラスチンと呼ばれるタンパク質、肌の水分保持に関わるヒアルロン酸という成分と作用しあうことで、コラーゲンは肌を支えてハリを生み出しています。

また、骨質を強化したり、血管の弾性を保ったり、目の健康を保つための役割もコラーゲンが役割を果たすことが知られています。

コラーゲンが不足するとどうなるの?

コラーゲンが不足してしまうと、肌や骨、血管などを支える働きが弱くなってしまいます。

そのためコラーゲンが不足すると、皮膚のたるみやシワが生じるほか、関節炎や骨粗鬆症、動脈硬化、さらには眼精疲労も引き起こしてしまうのです。

コラーゲンは摂取したほうがいい?

コラーゲンが不足すると肌や関節に影響がある……と思うと、コラーゲンを積極的に摂取した方が良いと思うかもしれません。

コラーゲンを多く含む食品としては、ゼラチンのほか、鶏の手羽やふかひれなども知られています。

ですが、コラーゲンとはタンパク質の一種。必要なタンパク質が食事で充分摂れていれば、通常コラーゲンが不足することはありません。

美容のためにコラーゲンを食べても意味がない?

食事で摂取するタンパク質は、口から入った後、消化酵素により「アミノ酸」へと分解されます。そして分解されて生まれたアミノ酸が、吸収され、体全身へと運ばれていくのです。

このように、食事で摂取するタンパク質は、アミノ酸に一度分解され、その後体内で再びタンパク質の材料として使われます。タンパク質の一種であるコラーゲンも、もちろん例外ではありません。

コラーゲンとして多く食べても、直接的な効果は期待できないと言われています。

ただし、近年では「コラーゲンペプチド」と呼ばれる低分子のアミノ酸が、コラーゲンの合成を促進するという結果も出ているようです。

コラーゲンペプチドって?

「ペプチド」とは、アミノ酸とアミノ酸がつながってできた、短い集合体のこと。コラーゲンペプチドはコラーゲンの分解過程で生じるペプチドのことです。近年では「コラーゲンペプチド」として販売されるものを見かけたこともあるでしょう。

前段で述べた通り、いくらコラーゲンを食べたとしても、体内で分解されるタンパク質である以上、そのままコラーゲンとして肌や血管に作用することはありません。

ですが、分解過程で生まれる「コラーゲンペプチド」によって、体内のコラーゲンの合成量が増えることは期待できるかもしれません。

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