敏感肌の正しいスキンケア方法を解説!化粧品選びとおすすめ成分やマスク荒れ対策も!

敏感肌の方が知るべき正しいスキンケアと化粧品の選び方とは?敏感肌の方が取り入れたい成分、避けたい成分を知り、荒れにくい肌を作りましょう。

「最近肌荒れするようになった」「化粧水がしみる」

こんな人はもしかしたら敏感肌かもしれません。またマスク生活で、肌が荒れやすくなったという方も多いと思います。

敏感肌は生まれつきアレルギー体質である、肌が弱いなどという先天的なタイプと、年齢や環境に伴い敏感肌になったという後天的なタイプの2パターンがあります。

30歳ごろは大丈夫だったけど、アラフォーに突入してから肌が敏感になってきたという方は後天的なタイプの人です。

この記事では敏感肌のお手入れ法、化粧品の選び方や対策について解説していきます。

著者情報

湯浅 みちこ

美容ライター

エステティシャンとして現場で8年勤務後、スタッフ教育などサロン運営を経験。

コスメコンシェルジュ、化粧品検定1級、コスメ薬事法管理者の資格を取得し、美容ライターおよび薬事法ライターとして活動している。思春期ケアから更年期の肌悩みまで幅広く対応している。

目次

アラフォー世代は敏感肌に要注意!

敏感肌とは肌を守るバリア機能が低下し、刺激を受けやすくなった肌状態のことを言います。

肌は皮脂と水分が混ざり合った皮脂膜と、天然保湿因子を含んだ角質層で肌を守っています。アラフォー世代は皮脂量と水分量のバランスが崩れやすく、バリア機能が低下しやすくなるので要注意です。バリア機能が低下することで、外的環境からの影響を受けやすくなってしまうのです。

また、アラフォー世代はホルモンの影響からも肌が不安定になりがちで、ときどき敏感肌になる「ゆらぎ肌」になりやすい年代です。ゆらぎ肌とは季節の変わり目などの環境の変化により、肌が一時的に敏感になっていることを言います。

敏感肌の原因

なぜ敏感肌になってしまうのか、その原因をさらに掘り下げて見ていきましょう。

皮脂を奪う洗顔

洗浄力の高い洗顔料や洗い過ぎにより、敏感肌を招いている人が多いです。20代ではさっぱりと洗える固形石鹸や皮脂汚れを取り除く洗顔料を使う方が多いですが、アラフォー世代で同じものを使っていると肌が乾燥し、うるおい不足から敏感肌に傾きやすくなります。

また熱いお湯は皮脂を奪ってしまうので注意が必要です。食器などを洗う時は、油っこい皿もお湯を使うと落ちやすいのと同じように肌の油分も落ちてしまうのです。

肌に刺激を与えるお手入れ

肌は摩擦に弱く、洗顔後にタオルでゴシゴシ拭き取るだけでも大きな刺激になります。化粧水をつける時に肌を叩いてつけるのもNGです。

角質ケアのピーリングや、剥がすタイプのパックを過度に行なうことでも敏感肌に傾きやすくなります。

肌のごわつきが気になる場合は、ノンエタノールタイプの拭き取り化粧水をコットンに染みこませて、軽く押さえるようにつけていきましょう。

うるおい不足

肌が敏感になる原因の一つに、うるおい不足による乾燥が挙げられます。肌が乾燥することでバリア機能が低下し、敏感肌を招きやすくなります。

アラフォー世代は皮脂分泌はそこそこあるけど、水分が不足したインナードライ肌の方が増えてきます。表面はべたつきを感じても、内部はうるおい不足の砂漠状態なのです。

マスクによる肌荒れ

「マスク生活に入ってから口周りが敏感になった」という方は、皮膚とマスクの摩擦による影響と湿気による蒸れが原因と考えられます。

口周りはしゃべったり、笑ったりと筋肉がよく動く部分です。またマスクを着けている時は蒸れて、外すと急激に水分が奪われることから蒸れと乾燥を繰り返し、肌が敏感になりやすい傾向にあります。

食生活

アクの強い食べ物を食べると、肌が荒れたという経験がある人は多いと思います。食生活は肌に大きな影響を与えます。敏感肌に傾きやすい食べ物は以下が挙げられます。

  • ファーストフードなど脂っぽいもの
  • 辛い食べ物
  • チョコレート
  • カフェイン

好きなものが全く食べられなくなると逆にストレスになるので、なるべく控えめに摂取していきましょう。

ストレス

ストレスにより自律神経が乱れて、心身のバランスが崩れやすくなることは広く知られています。悩み事などがあり眠れない夜を過ごした翌日は、肌が脂っこくなったり肌荒れした経験はありませんか?

自律神経の交感神経が優位になると、男性ホルモンが刺激され、肌が脂っぽくざらついた肌になります。また血行不良からバリア機能が低下し肌が敏感になるという負のスパイラルに陥りやすいです。

敏感肌の正しいスキンケア方法

敏感肌の方はバリア機能を整えるために、しっかりと保湿をすることが大切です。保湿ケアと同時に気を付けたいスキンケア方法を以下にまとめました。

皮脂膜を守る洗顔

敏感肌の洗顔は、肌のうるおいを作る皮脂膜を落とし過ぎないことが大切です。

乾燥性敏感肌の方なら朝の洗顔は、ぬるま湯洗顔でも大丈夫です。皮脂汚れが気になる方は泡立たない洗顔料や、Tゾーンのみ泡で洗うなどに変えてみてください。

刺激を与えないお手入れをする

洗顔後のタオルの拭き取りは、押さえて水分を吸い取るのが鉄則です。肌は決して擦らないように、クリームなどのすべりを利用して極力摩擦は避けましょう。

オールインワンでも化粧水は使う

最近はオールインワンなどの化粧品も多く販売されていますが、ジェルタイプやクリームタイプを使用されている方は化粧水を事前につけるのがおすすめです。

化粧水は肌を柔軟にする効果やブースター効果があり、後でつけるアイテムの浸透を促します。肌を保湿した後は、ハンドプレスで角質層をうるおいで満たしましょう。

化粧水をつけてからオールインワン化粧品がおすすめ

適度な油分も与え乾燥しにくい肌作りを

スキンケアは、水分と油分のバランスがとても重要です。角質層に取り入れた水分が蒸発しないように、油分も入れていくことでうるおいが保ちやすくなります。

生活習慣を整える

刺激物や脂っこいものを避け、良質な睡眠をとることを心がけましょう。生活習慣を整えることは、ストレスの緩和にも役立ちます。特に敏感肌の方は、生活習慣が乱れると肌に表れやすいので注意が必要です。

肌が敏感になっている時の対処法

肌が敏感になっている時は、新しいスキンケアには手を出さずに手持ちのアイテムでシンプルにケアをするのがおすすめです。たくさんのアイテムを重ねることで、肌を刺激しやすくなるので、化粧水とクリームなどでやさしく保護してください。

敏感肌にはマスクの摩擦や蒸れでも肌が敏感になりがちです。立体型の3Dマスクだと口周りにマスクが密着せず、空間ができ肌の刺激が緩和されるので試してみてください。

いつも使っている化粧水がしみたり、肌全体がヒリヒリする時は皮膚科を受診したほうがいいでしょう。

敏感肌の人向け、化粧品の選び方

敏感肌の化粧品選びは肌に合わないことも多く、どれを選べばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

私自身が敏感肌なので、化粧品は肌に合わないものや刺激を感じるものもたくさんあります。自身の経験から敏感肌の方が選ぶべき化粧品を解説していきます。まずは取り入れたい成分や注意が必要な成分を見ていきましょう。

敏感肌の方が取り入れたい成分

低刺激で肌の保湿に優れた成分なので、化粧品選びの参考にしてみてください。

  • グリセリン
  • ヒト型セラミド
  • ヒアルロン酸
  • ライスパワー®No.11
  • ヘパリン類似物質

グリセリンはほとんどのスキンケアに配合されている成分で、保湿効果がとても高いです。

ヒト型セラミドやヒアルロン酸も肌の保湿をキープするおすすめ成分です。

医薬部外品の有効成分として「皮膚の水分保持能の改善」が認められたのが、ライスパワー®No.11とヘパリン類似物質です。

敏感肌の方が注意したい成分

敏感肌の方が注意したい成分はこちらです。

  • ハイドロキノン
  • 高濃度のビタミンC誘導体
  • レチノール
  • 紫外線吸収剤
  • グリコール酸
  • エタノール
  • アロマ成分

ビタミンC誘導体やレチノールは、美肌ケアにはとても良い成分なのですが、中には合わない人もいます。私も残念ながら上記の成分で肌荒れすることが多いです。

ビタミンC誘導体は高濃度でなければ、使える方も多いので低濃度のものから肌を慣らしていく方法もあります。

グリコール酸はニキビケア用の洗顔料や、ピーリングに配合されていることが多く、脂性肌やニキビ肌には効果的でも敏感肌には刺激になりやすいです。

植物由来=安心というイメージを持たれている方も多いのですが、植物由来のアロマ精油などは敏感肌には刺激になることもあるので注意してください。

敏感肌の炎症を抑える成分

薬用化粧品に配合されている肌の炎症を抑える成分もチェックしていきましょう。

スキンケアを選ぶ時に、化粧水や美容液などどれか1点に入っていると肌荒れしにくいです。

  • グリチルリチン酸ジカリウム
  • ビタミンE誘導体
  • アラントイン
  • トラネキサム酸

抗炎症成分は、最初にアプローチする化粧水に入っていると肌荒れしにくいと感じます。

全てのスキンケアに入っている必要はありませんが、1〜2品を目安に取り入れるといいでしょう。

トラネキサム酸は美白有効成分として有名ですが、美白と抗炎症の2つの効果を持つ有効成分になります。次からは具体的な化粧品のアイテムの選び方を見ていきましょう。

クレンジング、洗顔

クレンジングはW洗顔が不要なタイプにし、1回できれいにメイクを落とし切るようにしましょう。ミルクタイプやジェルタイプはマイルドなものが多くおすすめです。

化粧水、乳液、クリーム

敏感肌の化粧水選びはなかなか大変で、肌に合わないタイプだとヒリヒリしたり肌荒れの原因になってしまいます。ノンエタノールの保湿効果の高いタイプを選びましょう。

パラベンなどの防腐剤は肌に合わない人以外は、極端に避ける必要はありません。大容量タイプなどは、むしろ化粧品の雑菌繁殖を防ぐため、入っているほうが雑菌による肌荒れは起こしにくいです。

ファンデーション、下地

敏感肌の方にはパウダーファンデーションやミネラルファンデーションがおすすめです。

マスク生活になり、メイク崩れしにくいファンデーションや下地が多く販売されるようになりました。落ちにくい下地やUVクリームは、逆に言えば落としにくいので洗浄力の高いクレンジングが必要になってしまいます。

石けんでオフできるミネラルファンデーションを使い、崩れにくい下地を避けてクレンジングをマイルドにしたほうが肌刺激になりません。

日焼け止め

美肌ケアや老化予防には日焼け止めは欠かせないアイテムです。敏感肌の方にはノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)タイプがおすすめです。昔はノンケミカルの日焼け止めがほとんどありませんでしたが、最近は多く販売されているので選びやすくなりました。

ノンケミカルのタイプは粉っぽいものや白浮きしやすいものもあるので、テスターや試供品でまずは試してみてください。

敏感肌を卒業して美肌を手に入れよう!

肌のバリア機能をサポートする正しいスキンケアと生活習慣で、敏感肌を改善することは可能です。

私も敏感肌ですが、肌に合ったスキンケアで保湿をしっかりとし、刺激のある成分を避けることで肌荒れしない状態を維持しています。

アラフォー世代は自分の肌や体に問いかけながら、ていねいなスキンケアを行ない美肌を手に入れましょう。

参考文献

大正製薬 インナーケアコラム

持田ヘルスケア株式会社 肌荒れの原因になる注意すべき食べ物とは?

さかいメンタルクリニック ストレスによる症状、肌荒れも

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