アンバサダー美容家.comが語る、これからのエイジングケア

美容家.comは、美容と健康に関する専門家が300名以上在籍し、アンチエイジングに関する情報を発信する専門家集団です。情報があふれる今、間違った情報に惑わされる人も多いようです。

私たちは各分野の専門家として、責任を持って情報を発信しています。

今回は、STEMCELL LABのアンバサダーに就任した記念として、美容家.com公認専門家のなかでも、エイジングケアのスペシャリストを集め、これからのエイジングケアをテーマにした座談会を開催しました。美容家.comの専門家が、エイジングケアに必要なこと、プロがしているエイジングケア、さらにこれからのエイジングケアについて語りましたので、皆様にその様子をお届けします。

目次

アンバサダー美容家.comについて

まずは美容家.com設立者と座談会に参加した専門家のプロフィール紹介です。

加藤由利子

株式会社エイジングケア CEO
一般社団法人日本ハンドビューティー協会代表理事

2009年にネイルサロン、スクール、エステサロンを運営する会社を設立し、都内7店舗、1校を運営する。ネイルサロンを運営する中で、女性の年齢が手に現れることに着目し、日本初の手のアンチエイジングに特化した日本ハンドビューティー協会を設立。書籍を出版し、各種メディアで手の若返りの専門家としても活躍。
情報があふれる今、専門家の信憑性の高い情報の必要性を感じ、美容家.comを立ち上げる。

『「美しい手」がすべてを引き寄せる』(青春出版社)

永井さつき

美容家/エステサロンオーナー

銀座にエステサロンを経営し、芸能人もお忍びで通う人気店に。オリジナルブランド化粧品を製造、販売も行う。美容家としても活躍し、TVなど各種メディアに出演。
出演:フジテレビ「めざましどようび」など。

永松麻美

美容家/エステサロンオーナー

フェイシャル専門サロンおよびスクールを経営し、肌質改善や小顔エステなど2万人以上の美容に携わる。美容家としてスキンケアに関する著書2冊を出版し、各種メディアに出演する。

『正しい知識がわかる美肌事典』(高橋書店)
『シワとりパーフェクトブック』(産業編集センター)

エイジングケアに必要なこと

3人ともアラフォーで、自身もエイジングケアをしており、指導もしている立場から、世間一般の皆様のエイジングケア事情を暴露していただきました。

エイジングケアはいつからすべき?

加藤:「エイジングケアっていつからした方がよいと思いますか?」

永松永井:(口をそろえて)「早ければ早いほどよい!」

永松:「細胞がダメージを受けてから修復するのは大変なので、できれば20代後半くらいから始めて欲しい。ただ、多くの人がエイジングケアを意識し始めるのが、30代前半から半ばくらい。少し小じわが出てきて、肌がくすみ、たるみが出てきたなど、老化の症状が出てから。プロの感覚と一般の人の感覚は、5歳くらい差があることを感じています。40代になってエイジングケアをする方は、もう症状が深刻になって今すぐどうにかしたい、という人がほとんど。」

永井:「30代前半で、既に見た目年齢に差は出ています。」

エイジングケアに必要なポイントは?

加藤:「エイジングケアで大切なポイントは何だと思いますか?」

実は、ここで「お金と時間をかけること」「食事や運動などのインナービューティ」「日々のスキンケア」などの回答を予想していたのですが、2人から出てきたのは意外な答えでした。

エイジングケアに必要なポイント①:マインド

心が若く、新しいモノを受け入れる柔軟性があるかどうかが、エイジングケアの鍵です。

永松:「一昔前までは、女性は30歳になればオバサンで、閉経して子供が産めなくなればおばあちゃんになるという偏見がありました。人生100年時代と言われる今、30歳からオバサンなら、女性は人生の大半をオバサンとおばあちゃんで過ごすことになります。女性自身がその考えのままでいると、女性でいることを楽しめず、諦めて生きることになります。いつまでも若々しく、楽しく生きている女性は、見た目も若々しい人が多いです。心の若さが体の若さに影響すると思います。」

永井:「サロンに来てエイジングケアをしてもなかなか結果が出づらい人がいます。新しいモノを受け入れる気持ちがない女性は難しい。正しいケアのアドバイスを受け入れて、楽しみながら取り組めるような心の柔軟性のある人の方が結果が出やすいですね。」

永松:「実は、今まで色々ケアをしてきた人よりも、何もケアをしてこなかった人の方が結果が出やすいこともあります。自己流のスキンケアでダメージを負っている肌は回復させるのが大変な上に、自己流の人は新しい方法を受け入れるのに消極的なことが多いです。」

つまり、エイジングケアには心の若さと柔軟性が関係しているようです。

エイジングケアに必要なポイント②:健康

3人共「健康がエイジングケアの基本」という考えは一致していました。

永松:「肌も身体も健康状態が反映されます。若い頃は不摂生をしても、若さで補うことができるが、エイジングケアが必要な30代では、カバーすることができず見た目にも現れます。食事、運動、睡眠など規則正しい生活が健康な身体を作ることを意識して、日々の生活で実践することが大事です。」

永井:「サロンのお客様でも結果が出づらい人は、乱れた食生活や不規則な生活リズムの女性。」

エイジングケアにはお金と時間をかけるべき?

エイジングケアには必ずしもお金と時間をかけなければならない、というわけではないようです。

永松:「もちろん、お金と時間がある方が選択肢は増えるのは事実ですが、お金と時間がなければエイジングケアができないわけではありません。エステサロンやクリニックでのケア、高級な化粧品を使うなどは時間とお金で解決できるもの。毎日少しでも運動を続けるとか、栄養バランスを考えた食事をするなど、基本的な生活習慣を整えることの方が実は難しく、エイジングケアには重要です。そこを押さえた上で、できない部分をお金と時間で解決する、というように上手くコントロールするのが大切。」

プロがしている簡単エイジングケア

エイジングケアのプロの3人が普段しているエイジングケア方法について紹介します。

エイジングケアとは一時的なものではなく、これからの人生でずっと継続していくものです。そのため、自身の生活や性格に合った方法を選ぶことが重要です。

活動的なライフスタイル 永松の場合

30代以降になると、年齢と共に代謝が落ちるので、太るだけでなく、老廃物も溜まってむくむし、肌の代謝も落ちてくすみます。そのため、常に代謝を上げる生活を意識しています。

特別に運動をする機会を設けるわけではありませんが、エスカレーターではなく階段を選んだり、お風呂に入ってマッサージをしたり、汗をかくようにしています。

活動的で外に出かけることが多いので、紫外線ケアは徹底しています。3時間ごとに日焼け止めは塗り直すようにしています。

また、代謝が悪くてくすんでいるなと感じたら、レチノールなどが配合されたスキンケア用品を使ったりと、その日の肌の状態を見ながら調整します。

運動嫌い 永井の場合

運動が嫌いなので、ジムに行ったりするのは継続できない自信があります。笑

昔から痩せがちで、40代になってから栄養の吸収も衰えてきて、栄養不足になりがちなので、食事には気を付けています。筋肉が落ちないように、タンパク質を積極的に摂ったり、食事の回数を増やして、こまめに栄養を摂るようにしています。代謝を促すため、朝は白湯を飲み、昼間もコーヒーは控えて、白湯を選択するようにしています。

スキンケアには特に時間をかけています。美顔器は3日に1回はするし、パックやフェイスマッサージは毎日します。高機能化粧品を使って、ポレーションで導入するとかなり肌のハリが出ますよ。

ストイック 加藤の場合

自分ではストイックなつもりはなく、当たり前にしているのですが、周りからはかなりストイックだと言われます。私の場合は、手のエイジングケアが専門なので、手先まで血流を巡らすことを大切にしています。エイジングケアの基本の運動、食事、睡眠を意識した一日のルーティンを決めています。

食事は「まごわやさしい」を意識して栄養バランスのよいメニューで、玄米・雑穀米にこんにゃくを入れてかさ増ししています。運動は、自宅でスクワットや腕立て伏せをして、外では階段の上り下りや坂道を登って、1日10,000歩以上歩くようにしています。良質な睡眠のために、夜はヨガや瞑想をします。入浴中は、肩から手先までのマッサージをして、手のエイジングケアをしています。

これからのエイジングケアについて

これからのエイジングケアがどのようになるのかと、専門家としてどうあるべきかについて話し合いました。

人生100年時代のエイジングケア

永松:「人生100年時代と寿命は延びていますが、昔と比べて人間の細胞自体が進化しているわけではなく、医療の進化と良い栄養状態によって長生きしているだけです。昔と細胞が変わっていないなら、その細胞をいかに健康に長生きさせるかが重要です。そのためには、運動、食事、睡眠などの健康な身体作りをすることがエイジングケアの基本になってきます。」

永井:「エステやクリニックはその人の悩みを少しでも解消して、毎日を楽しく過ごすための手助けにはなりますが、老化を止めるわけではありません。お金を払ってケアすることと並行して、日々の食生活や生活習慣を見直すことで、結果も出やすいと思います。」

エイジングケアへの向き合い方

永松:「若い頃は、二重にしたいとか、LAから来た流行りのトレーニングとか、変化がすぐに分かるような、華やかで、いわゆる“映えるモノ”に目が行きがちだし、メディアやSNSでもそういったモノが注目されます。しかし、本当に大事なのは、運動、食事、睡眠などの地味で目立たない、日々の日常のことです。消費者自身が、本質は“映えないモノ”の中にあることを理解しておく必要があると思います。」

永松:「私たちも専門家として、映えないけど大切なことを発信し続けなければならないと思います。映えないモノはあまりお金には繋がらないので、大変ですけどね。笑」

永井:「お金をかけた解決法は、ある意味で楽です。これからも技術が進歩して、色んな方法が出てくるでしょう。しかし、消費者自身も老化は楽な方法だけでは逃れられないということを認識し、覚悟する必要があります。ただ、大切なのは老化を悲観的に捉えるのではなく、エイジングケアを楽しむことです。」

楽しみながらエイジングケアに取り組むコツ

プロの皆さんのお話を聞くと、エイジングケアは大変と思われる方もいるかもしれませんので、エイジングケアを楽しみながら取り組むコツをお伝えします。

加藤:「私はエイジングケアは挽回するチャンスと捉えています。20代は見た目の老化の差がないので、親からもらった顔と体で勝負するしかありません。元々美人の人には勝てっこないじゃないですか!笑
20代のキレイは親のお陰。でも、40代のキレイは自分の努力のお陰。年齢が上がるに従って、見た目の老化の差が出るので、挽回のチャンスが増えますよね。今日の選択が5年後の自分を作ると考えてエイジングケアに取り組むとよいのでは。」

永井:「20代はサプリメントを飲んでも、特に変化が分からず、すぐにやめてしまいました。でも今は、明らかに変化が分かるので、継続できています。変化を実感できると、モチベーションが上がりますよね。」

永松:「サロンに来てエイジングケアをされている60代、70代の先輩方が、若々しくイキイキされているのを見ると憧れます。年齢を重ねる毎に、差が出るなら、やり甲斐がありますよね。」

幹細胞について

幹細胞を使ったエイジングケアについて語ってもらいました。

永松:「幹細胞の機能については、理論上は効果があることは分かっています。
しかし、日本では薬機法の制限の中で、機能を発揮できるほどの量の幹細胞培養液を入れて化粧品を作るのは難しい現状があります。
そのため、現状では、幹細胞化粧品で効果的なものは限られているように感じます。幹細胞の今後の進化が楽しみです。」

永井:「クリニックでの幹細胞治療や、幹細胞培養液をポレーションなどで肌の内部に導入すると、肌への変化は感じます。今後の幹細胞を使った様々な美容商品や治療には注目しています。」

STEMCELL LABを活用してエイジングケアをしよう!

今回の座談会で、エイジングケアの基本は、食事、運動、睡眠などの基本の生活であり、若々しくいるためには、様々なエイジングケア方法を受け入れる心の柔軟性が大切ということが分かりました。

STEMCELL LABでは、日々進化する幹細胞の情報だけでなく、各分野の専門家がエイジングケア情報を提供しています。年齢を重ねることは悲しいことではありません。自分の選択次第で老化のスピードを遅らせることはできます。見た目に差が出てくる年齢だからこそ、結果が目に見えるので、やり甲斐がありますよね!

STEMCELL LABを活用して、あなたに合ったエイジングケア方法を見つけて、エイジングケアを楽しみましょう!

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