熊本大 世界初マウスのES細胞から腎臓作成に成功 移植用腎臓の応用に期待

熊本大 世界初マウスのES細胞から腎臓作成に成功 移植用腎臓の応用に期待

2022年2月10日、熊本大学発生医学研究所の西中村隆一教授と谷川俊祐講師の研究グループは、マウスのES細胞から腎臓を作ることに世界で始めて成功したと発表した。

同研究グループは、腎臓のネフロン前駆細胞と尿管芽の2種類を作る方法をすでに開発しており、今回残る一つの間質前駆細胞をマウスのES細胞から作ることに成功した。3種類の細胞を組み合わせ培養した結果、腎臓の複雑な構造を作り出すことに世界で初めて成功したとしている。

腎不全による人工透析患者が全国で34万人にのぼる中、将来の移植可能な腎臓作成への応用が期待される。

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