【肌の乾燥対策】4つのポイント!スキンケア方法と化粧品の選び方

【肌の乾燥対策】4つのポイント!スキンケア方法と化粧品の選び方

「お肌の曲がり角が25歳」と言われたのは昔の話で、現代女性の肌のターニングポイントは30代半ばを境に大きく変化していきます。

肌の水分量は赤ちゃんの時が最も多く、その後年齢と共に減少していきます。また、肌の皮脂量は30代前半をピークに減少してきます。30代後半になると水分量だけでなく、皮脂量も低下してくるため急激に肌が乾燥してくるのです。冬場になると乾燥小じわが気になるという方も少なくありません。

この記事では、肌の乾燥を改善する方法やスキンケア方法、化粧品の選び方(成分やおすすめアイテム)、乾燥肌を改善した人の事例を紹介します。

著者情報

湯浅 みちこ

美容ライター

エステティシャンとして現場で8年勤務後、スタッフ教育などサロン運営を経験。

コスメコンシェルジュ、化粧品検定1級、コスメ薬事法管理者の資格を取得し、美容ライターおよび薬事法ライターとして活動している。思春期ケアから更年期の肌悩みまで幅広く対応している。

目次

肌の乾燥対策は4つのポイントを押さえるべし!

肌が乾燥すると潤いが不足し、老け顔に見えてしまいます。肌の乾燥を改善し、潤いのある美肌を作るためには4つのポイントを押さえておくことが大切です。

洗顔方法を見直す 

肌の乾燥対策で一番に見直してほしいのが洗顔方法です。

洗浄力が高い石鹸や洗顔料は肌の皮脂や水分を奪うので、洗顔によってさらに肌の乾燥を招いている人が多いです。

また熱いお湯で洗顔をすると、皮脂が奪われるため、体温よりやや低めの温度を目安に洗顔してみてください。

高保湿なスキンケアアイテムを使う

潤いを保持するためには、水分と油分をバランスよく取り入れ、乾燥しにくい肌を作ることが大切です。

化粧水であれば乾燥しにくいノンエタノールタイプを使う、寝る前にナイトクリームを使うなど肌の乾燥を防ぎ、潤いを与えるスキンケアを心がけていきましょう。

高保湿のスキンケアで水分と油分をバランスよく!

良質な睡眠をとる

睡眠不足になると、自律神経の副交感神経が活発になり、肌荒れの原因になりやすいです。

カサカサに乾燥しているのに、ニキビや吹出物が出やすい人は睡眠時間が不足している可能性があります。

起きる時間は変えず、寝る時間を早めて睡眠時間を確保しましょう。

寝る時間を早めてしっかり睡眠

食事に気を付ける

美肌には食生活が大きく関わっています。肌の乾燥をサポートする食べ物を紹介します。

  • ビタミンB群:レバー、うなぎ、納豆、卵、大豆製品、マグロなど
  • 亜鉛:牡蛎、豚レバー、牛もも肉など
  • 発酵食品:ヨーグルト、納豆、味噌、キムチ、チーズなど

ビタミンB群は肌の乾燥対策におすすめな栄養素で、肌のターンオーバーを整える働きがあります。

亜鉛はタンパク質の合成を促す働きがあり、美肌に取り入れたい成分です。

発酵食品は腸内環境を整えることで、乾燥肌の改善や肌トラブルの予防にも期待できます。

乾燥に効果のある食品

アラフォーの乾燥肌の人におススメの化粧品

今まで使っていた化粧品では潤いを補えなくなってきた、ファンデーションがきれいにつかない、肌がくすんできた、というような悩みがアラフォーになると増えてきます。

乾燥肌に悩むアラフォー世代の化粧品選びのポイントをお伝えします。

クレンジングはマイルドなタイプを

クレンジングは洗い上がりがしっとりとする、ジェルタイプやミルクタイプがおすすめです。ジェルタイプやミルクタイプは洗浄力がマイルドで、肌に必要な潤いを奪いにくいクレンジング剤です。

ただしメイクが落ちきらない場合や日焼け止めが残留すると、肌荒れの原因になってしまいます。そこで、ウォータープルーフの日焼け止めや崩れ防止効果の高い下地を使う場合は、油脂系オイルクレンジングがおすすめです。油脂系オイルとは、コメヌカ油、マカデミアナッツオイル、アボガドオイル、馬油などで作られたオイルが主成分のものです。

使うアイテムや季節によって、ミルクタイプやジェルタイプまたは油脂系クレンジングオイルと使い分けするといいでしょう。

洗顔料はうるおい保持タイプがおすすめ

粉吹き状態に乾燥した肌なら、洗顔料を使わないぬるま湯洗いをおすすめします。

1週間ほどぬるま湯洗顔をすると、粉吹き状態が落ち着く方が多いです。

また泡立たないジェル洗顔やクレンジングミルクを洗顔に代用すると、肌に必要なうるおいを保持できるので乾燥肌の方には推薦しています。

化粧水はしっとりタイプを

洗顔後に最初に肌に使う化粧水は、保湿効果の高いしっとりタイプを選ぶと、肌が乾燥しにくくなります。

保湿成分

化粧水では、以下の成分が保湿成分として配合されていることが多いので、これらの成分が配合されているかチェックしてみるとよいでしょう。

  • グリセリン
  • BG
  • エタノール

グリセリンは、やや濃厚なテクスチャーで高保湿をキープできるおすすめの成分です。

BGはさっぱりとした使用感でみずみずしく肌に潤いを与えます。どちらも低刺激な成分で乾燥性敏感肌の方も使いやすいでしょう。

エタノールは気化熱により肌が乾燥しやすくなるため、乾燥肌の方は避けた方がいい成分です。

美容成分

以下のような美容成分は、肌の潤いを保つので、おすすめです。

  • ヒアルロン酸
  • セラミド
  • コラーゲン
  • プラセンタ

美容液・美容オイルをプラス

乾燥肌にプラスワンとして取り入れてほしいのが、美容液や美容オイルです。

美容液

美容液は名前の通り美容成分の配合が多く、気になる肌悩みにアプローチしてくれます。

乾燥対策としては、化粧水と同様の美容成分に着目し、肌の水分保持力を上げる成分を取り入れてみてください。

医薬部外品の成分では「ライスパワー®No.11」は、水分保持機能の改善が認められた有効成分なので、美容液で取り入れるといいでしょう。

美容オイル

美容オイルは洗顔後のブースターとして、スキンケアの仕上げとしても使える便利なアイテムです。

オイルイン美容液のように美容液+美容オイルが一緒になったタイプもあります。

以下のオイルがおすすめです。

  • オリーブオイル
  • マカデミア種子油
  • アルガンオイル
  • ツバキ油
  • ホホバオイル

肌馴染みがよく角質層に浸透しやすいため、美容効果もあり、皮膚の水分の蒸発を防ぐことができます。

ブースターオイルとして使用すれば、あとで塗布するスキンケアの浸透(※角質層まで)を良くしてくれます。

美容液や美容オイルをプラスワン

保湿クリーム

乾燥肌の夜のお手入れに取り入れて欲しいのが、保湿クリームです。

クリームは油分が多めのスキンケアで、肌の乾燥を防ぎながら、なめらかに整えてくれます。保湿クリームを使うことで乾燥小じわを防ぐことも期待できます。

以下の成分がおすすめです。 

  • ヘパリン類似物質(医薬部外品)
  • セラミド
  • シア脂
  • グリセリン

医薬品で使われているヒルドイドをマイルドにし、日常使いできる化粧品に配合したのがヘパリン類似物質です。ヘパリン類似物質は、肌の水分保持機能の改善に期待ができる成分で保湿力も高く、乾燥肌の改善におすすめです。

肌のバリア機能を維持するセラミドやシア脂などのオイル成分が配合されているクリームも乾燥対策にはいいでしょう。

ファンデーション

ファンデーションは形状が様々ですが、乾燥肌対策に使うなら美容液ファンデーションやクッションファンデーションがおすすめです。

美容成分が豊富に含まれているファンデーションで、肌に潤いを与えながらメイクすることができます。

美容液ファンデーションは多くのメーカーから発売されており、美白有効成分を配合したタイプも販売されています。

プロが教える!乾燥肌を改善するスキンケア方法

乾燥肌から潤い肌に導くためには、水溶性成分と油性成分をしっかりと肌に浸透(※角質層まで)させていくことが大切です。

おすすめの方法をご紹介します。

①まず洗顔後の肌に、美容オイルをうすくなじませます。肌に入りやすい油脂系オイルかホホバオイルがおすすめです。ベビーオイルは浸透しませんので避けてください。

②シートマスクやコットンに化粧水を浸して、乾燥しやすい部分に乗せていきます。

1分ほどで外し、全体に化粧水を塗布しいつものお手入れをします。

③最後にハンドプレスで肌にスキンケアをしっかりと浸透させていきます。

きちんと潤っていることを確認しましょう。 

先に油性成分をなじませることで、後に塗布する水性成分の化粧品が肌に入りやすくなります。その後、美容液⇒クリームの順でつけていきましょう。

乾燥肌が改善した2名の事例を紹介

冬場や季節の変わり目になると、乾燥肌でお悩みの方の相談が増えてきます。実際に乾燥肌が改善した事例をご紹介します。

36歳ニキビありの乾燥肌の悩み

【相談内容】
肌全体が乾燥するものの、マスク生活になり口周りのニキビが増えてきた。ニキビケアを優先すると乾燥がひどくなり、乾燥を優先するとニキビが悪化するのでお手入れ法を知りたい。

肌を見ると口周りに赤ニキビがあるものの、皮脂量は多くなく、ニキビができやすい肌質ではありませんでした。

まずマスク荒れや赤ニキビの炎症を抑えるために、化粧水は薬用タイプで有効成分にグリチルリチン酸ジカリウムを含むものに変えてもらいました。

セラミド配合のスキンケアを使用し、口周り以外はしっかりと保湿をお願いしました。美容オイルはニキビ肌の方には基本的におすすめしていません。

1カ月後、ニキビは半分ほどになり、乾燥していた頬や目の周りのぱさつきがかなり改善されていました。肌の調子がいいとメイクのりもよく気分が上がると喜ばれています。

39歳粉吹き状態の乾燥肌の悩み

【相談内容】
顔全体が乾燥して粉吹き状態なので、何をつけても肌が良くならずファンデーションを塗るとさらに肌がぱさつく。乾燥した状態を落ち着かせてなめらかな肌にしたい

顔全体が粉を吹いたような状態で、本来化粧品の潤いを満たすはずの角質層がぼろぼろになっていました。

普段の洗顔方法を聞くと、石鹸を泡立てて朝夜の2回洗っているとのことでした。洗顔後のタオルの拭き取り方を見るとゴシゴシこすって拭いているので、まず洗顔法を見直すことにしました。間違ったお手入れにより、本人が自ら乾燥を招いていたのです。

 

1週間ほど朝はぬるま湯で洗い、夜はW洗顔不要のクレンジングを使用し泡洗顔を中止しました。

1週間ほど経つと粉吹き状態がほぼなくなってきたので、いつものお手入れに美容オイルをプラスすると見違えるほど肌の乾燥が良くなりました。

ガサガサだった肌がすべすべになり、憂鬱だったメイクも楽しみになったと言われています。

乾燥肌は保湿が大切!正しい化粧品選びとスキンケアで潤いアップ

肌の乾燥を放置すると小じわや敏感肌を招きやすくなり、全体的にくすんだ印象になってしまいます。

正しいスキンケアの方法で肌のモイスチャーバランスを整えていくことが大切です。

特に冬場は湿度が下がるので、肌の水分量がかなり低下してしまいます。スキンケアと同時に部屋も加湿をして、乾燥しにくい環境作りを心がけていきましょう。

参考文献

大正製薬 美肌インナーケアコラム
https://brand.taisho.co.jp/contents/beauty/detail_545.html

化粧品成分オンライン ベース成分の種類解説と成分一覧
https://cosmetic-ingredients.org/base/

アイシークリニック ヘパリン類似物質
https://ic-clinic.com/column/heparinoid/

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