英語名:Ceramide、英語略:-
独:Ceramid、仏:Céramide
同義語:-
セラミドとは?
ヒトの皮膚とは「表皮」「真皮」「皮下組織」で構成され、一番外側にあるのが「表皮」です。
さらに「表皮」の一番外側は「角質層」と呼ばれ、角層細胞が何層にも重なり、その隙間を脂質が埋めています。
セラミドとは、この細胞間脂質のひとつ。細胞同士をつなぎとめ、水分を保つ役割を持ちます。セラミドは肌の奥から生まれ、肌のうるおい成分とも呼ばれます。
セラミドの役割って?
表皮の一番外にある角質層。この角質層はたったの0.02mmほどの厚さで、紫外線や摩擦、乾燥やほこり、ウイルス、細菌といった肌荒れを引き起こす外部刺激から肌を守る「バリア機能」を持っています。
このバリア機能の主役となるのが「セラミド」。角質層の細胞同士をつなぎ、肌の水分を保ってくれます。このセラミドが充分満たされた肌は、バリア機能で肌荒れしにくくなり、潤いに満ちた肌となるのです。
セラミドが不足するとどうなるの?
セラミドは角質層において、細胞同士をつなぎ水分を保つ役割を持っています。そのためセラミドが不足すると、水分を保つ力は弱まり、肌は乾燥します。
層として重なった角層細胞の並びが乱れ、隙間ができてしまうのです。この状態では角層のバリア機能も充分に働けず、外部刺激で肌荒れしやすい肌になります。
セラミドが不足する原因は?
セラミドは加齢によっても徐々に減っていきます。年齢が上がるにつれ「セラミドを作る力」が弱まってしまうためです。
また加齢だけでなく、セラミドは肌の乾燥でも減少してしまいます。とくに洗顔のしすぎや、肌をこすって摩擦を起こしてしまうと、セラミドも一緒に洗い流されてしまい、また乾燥する…という悪循環になってしまいます。
セラミドを多く保ちたい場合はスキンケアやインナーケアだけでなく、日々の洗顔方法なども気をつけた方が良いでしょう。