2022年4月4日、カノンキュア株式会社はクオリプス株式会社と細胞シート製造に関する包括的な技術支援に係る契約を締結したと発表した。
カノンキュアは現在有効な治療法のない非代償性肝硬変を対象とする肝疾患治療用細胞シートの実用化に取り組んでいる。本細胞シートの移植が肝硬変の有効な治療法となるのみでなく、肝細胞癌の発生を抑える効果も期待され、本契約の締結により実用化を加速させる。
本契約は、細胞シート製造のクオリプス社への技術移管から製品化過程における製造プロセス開発を経て、臨床試験(治験)のための細胞シート製造、及びコマーシャルベースでの細胞シート製造までを視野に入れた包括的な技術支援を受け、業務委託の検討を行うもの。本契約により、当面予定する非臨床試験完了後の臨床試験準備を加速させ、2023年度早期での臨床試験開始を目指す。
クオリプス株式会社との技術支援等に係る契約締結のお知らせ
カノンキュア株式会社のプレスリリース(2022年4月4日 09時00分)クオリプス株式会社との技術支援等に係る契約締結のお知らせ