2022年3月22日、ノーベル賞受賞者の山中伸弥・京大教授は、3月末で京大iPS細胞研究所の所長退任にあたり、朝日新聞などのオンラインインタビューに応じ、退任について「人生最大の決断の一つ」と振り返った。
山中教授はiPS研の設立以来、2010年から6期12年にわたり所長を務めた。退任後は同研究所の教授として研究を続けるほか、大学や企業などが病気の治療研究に使うiPS細胞の備蓄や提供を担うiPS細胞研究財団の理事長として、実用化への橋渡しに注力する。
在任中は雇用が最大の課題だったとし、財団の設立によって100人近くの職員の正規雇用を実現できたと述べた。
新所長には、iPS細胞を使ったパーキンソン病の治療研究をしている高橋淳京大教授が就任する。
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