30代に入り、20代の頃より肌に危機感を感じ始める方は多いかもしれません。
何から始めてよいのか悩んでいる方は、まずは紫外線対策をしましょう。なぜなら、紫外線対策はエイジングケアの基本だからです。
日焼け止めの選び方、紫外線対策アイテム、紫外線対策の効果をアップさせるスキンケア方法など、具体的に今すぐできる紫外線対策をご紹介します。
著者情報
永井さつき
美容家/エステサロンオーナー
セラピスト歴19年。エステサロン経営およびコンサルティング、オリジナルコスメの製造・販売を行う。
現在は銀座に自身のサロンをオープンし、女優や芸能人も通う人気店となる。累計20万人以上の女性の体の悩みに寄り添ってきた。サロン経営の傍ら、教育機関や地方自治体での講演、執筆、監修、化粧品の商品開発、各種メディアで美容情報の発信など、活動は多岐に渡る。
紫外線と老化の深い関係
老化には紫外線が大きく影響します。
老化の原因には、糖化・酸化・炎症があり、これらは「三大老化」と言われています。
酸化は紫外線が関係して起きるトラブルです。さらに三大老化に、ホルモンと光老化が加わり、「五大老化」と言われています。
つまり、5つの老化の原因の内、2つが紫外線に関係しているのです。
紫外線によるダメージを具体的に確認していきます。
日焼け
紫外線で一番分かりやすいダメージは、日焼け、肌が黒くなることです。皮膚を守るためにメラニン色素が活発になる肌の防御反応です。
シミ
紫外線から守るために肌がメラニン色素を活性化して、肌が茶褐色になってしまいます。全体的に黒くなる日焼けはもちろん、斑点のように色が濃くなってしまうのがシミです。
シミがあるだけで、おばさんっぽく見えてしまったり、疲れた印象を与えてしまいます。
しわ
紫外線の影響で、皮膚表面の水分が蒸発して、肌が乾燥してしまいます。乾燥した肌は、潤いが少なく栄養不足になり、シワができやすくなります。
たるみ
紫外線の影響で皮膚内部ではコラーゲンやエラスチンがダメージを受けています。コラーゲンやエラスチンは皮膚の弾力に関わっており、これらが傷ついてしまうことで、肌の弾力が落ちて、重力に負けてたるみが起きてしまいます。
たるみの原因は加齢による劣化だけでなく、紫外線ダメージの蓄積も大きく関わっています。
免疫機能
紫外線により皮膚のDNAが傷ついて免疫機能が低下してしまうことがあります。免疫機能低下はあらゆる老化を引き起こす可能性があります。
また、最近はオゾン層破壊などの影響で強い紫外線の蓄積で皮膚ガンになる可能性も高まっています。
アラフォーだからこそ、紫外線対策が必要
上記のように、紫外線が美容面に与える影響が大きいことはお分かりいただけたと思います。
アラフォー世代は加齢で乾燥や皮膚のターンオーバーが落ちてきたり、ダメージが目立ちやすくなっています。とはいえ、まだまだ体力や免疫力もあり、集中的にケアをすれば取り戻せる可能性もあります。だからこそ、今このタイミングで紫外線対策を徹底していただきたいのです。
最近は50代でも若々しくてかわいらしい方が増えていますね。その一方、まだ40歳前後なのにすっかりおばさんに見えてしまう方もいます。美しさに遺伝的な要素が大きかった20代と比べ、努力や習慣で外見に違いが現れてくるのがアラフォーで、美の分かれ道に立たされているのです。
つまり、ここでケアするかどうかで、今後の美肌人生が大きく左右されます。肯定的に自分次第で美しさをコントロールできるのがアラフォー世代です。
日焼け止め選び方
日焼け止め選びのために、紫外線の種類と日焼け止めの表記について簡単に説明します。
紫外線の種類
紫外線にはUVA波とUVB波があります。
UVA波は肌の深層まで到達し、ハリ、たるみ、シワを引き起こします。また、肌の奥のメラニン色素を活発にしてしまうため、シミの原因にもなります。
UVB波は皮膚表面にダメージを与え、日焼けやその後のシミの原因になります。さらに肌が乾燥し、ターンオーバーの乱れやバリア機能の低下を招き、くすみが引き起こされることもあります。
日焼け止めの表記
日焼け止めには「PA++」「SPF30」などの表示があります。これらの表記の見方を解説します。
・PA:UBA波をカットする時間
PAの後に表示される+の数で、日焼け止め効果がどのくらい高いのかを表します。
・SPF:UVB波の防止効果を表す数値
SPFの後の数字は日焼け止め効果の持続する時間で、×20分と考えてください。
例えばSPF30ならば、30×20分で600分、すなわち10時間の効果となります。
日焼け止めの種類と特徴
日焼け止めの種類ごとの特徴を解説します。
ジェルタイプ
べたつきが気になる方はジェルタイプを選ばれると良いでしょう。さっぱりとしたテクスチャーで、日焼け止め特有の香りも気にならない商品が増えています。石鹸で洗い流しができる商品が多いのもジェルタイプでしょう。
クリームタイプ
専用のクレンジング剤が必要だったり、白残りを感じやすいですが、その分日焼け止め効果が高いです。汗をかきやすいシチュエーションではクリームタイプの日焼け止めを使用するのが最も安全です。
スプレータイプ
足や腕など面積の広い部分や、背中など手の届きにくい部分に日焼け止めを塗る時におすすめです。スプレータイプの日焼け止めでは、どうしても塗りムラができてしまったり、薄塗りになってしまいがちなので、ポイントはしっかりスプレーすることです。
パウダータイプ
べたつきとUV独特の匂いが苦手な人にはおすすめです。家の中にいる場合はパウダーだけでも良いですが、基本的にはクリームやスプレーの上に重ねて使用するのがおすすめです。
爽やかな香りがついていたり、きらきら光るラメパウダーが入っていたりとファッション性に富んでいる点も良いです。
上記のような日焼け止めのスペックや種類を参考に、シチュエーションに合わせて日焼け止めを選びましょう。
その他の紫外線対策アイテム
日焼け止め以外の紫外線対策アイテムをご紹介します。
サプリメント(飲む日焼け止め)
サプリメントや内服の医薬品は手軽に取り入れられる日焼け止めの対策です。ビタミンCやアスタキサンチン、Lシステインなど配合のサプリメントや、美容クリニックで処方されるトラネキサム酸やハイドロキノンなどが、美白効果の高い「飲む日焼け止め」と言われています。
もちろんバランスの良い食事は最も大切です。朝からフレッシュなフルーツや野菜、たんぱく質をしっかり摂って、糖質や脂質を控え、カフェインを摂り過ぎないように。このような理想的な食事に改善できれば最高ですが、なかなか短期間での移行は難しく、ストレスフルなのではないでしょうか。
サプリメントで補いながら、じっくり時間をかけてリバウンドしない食事改善が現実的かもしれません。
サングラス
紫外線は目にもダメージを与えます。目が紫外線の刺激を受けることで、脳がメラノサイトにも刺激を与えてしまいます。サングラスで紫外線を遮って目の日焼け対策をすることが必要です。
日傘やUV手袋
物理的に紫外線を防いでくれる日傘は、簡単かつ効果的な方法です。真夏日には日差しの暑さもさえぎって熱中症対策にもなります。UV加工されている日傘なら、日焼け止め効果はより高くなります。
似たようなアイテムで、ロンググローブやネックカバーも簡単に取り入れられておすすめです。顔はもちろん、手や首も加齢を感じさせるパーツですので、つややかな肌を保つために日焼け対策が必須です。
帽子
日焼けしやすい顔を守るために、帽子も有効アイテムです。特につばの広い帽子は効果的です。髪型が崩れたりの問題もありますが、つば広帽子は見た目もエレガントで大人なアラフォー女性におすすめです。
紫外線対策の効果をアップさせるスキンケア方法
紫外線対策に加え、普段のスキンケアでも紫外線のダメージを軽減させましょう。
紫外線対策のためのスキンケアのポイントは、日焼けのダメージから守る美白と、日焼けしにくい肌・回復しやすい肌をつくるための保湿です。スキンケアでこの両面から固めることで、光老化を最小限に食い止めることができます。
美白
美白には、ビタミンCはもちろん、プラセンタやアルブチンもメラニン抑制の効果があります。また、アスタキサンチンやフラーレンなど、抗酸化の高い成分配合の化粧品も効果的です。
シミを薄く、漂白するような効果を狙う方には、ハイドロキノンやトラネキサム酸など高機能な美白成分配合コスメも良いですね。
保湿
保湿をすることで、肌の免疫力やターンオーバーが正常になり、日焼けのダメージを受けにくくなり、また、ダメージを受けても回復しやすい状態になります。
本気の保湿には、化粧水、美容液、クリームと、しっかり順をおって保湿をする必要があります。オールインワンは手軽で良いですが、肌への効果には限界があります。
肌のターンオーバーを促す
肌のターンオーバー正常化のためには、レチノールや幹細胞が最先端かつ安全な美容成分として評価されています。
レチノールは角質の代謝を促進し、コラーゲン生成促進により光老化で受けたダメージの修復ケアが可能な成分です。
幹細胞コスメ、正確には幹細胞培養液コスメは、紫外線対策はもちろん、あらゆるエイジングケアのお悩みに効果的です。再生医療の分野では修復・自己再生を可能にする幹細胞ですが、その幹細胞培養液は美肌エキスのようなものです。加齢や紫外線など、様々な原因で衰えた肌の機能を修復し、抗炎症、シミやシワなどいろいろなトラブルのケアができると期待されている、エイジングケアの頼もしい救世主です。
紫外線対策で肌老化を食い止めよう!
地球環境への悪影響もあり、以前は3〜10月と言われていた紫外線対策ですが、今日の美容的には紫外線対策は一年中必要です。
一度ダメージを受けた細胞は回復するのには時間と労力がかかります。まだ回復力のあるアラフォーの内から、紫外線対策を徹底して肌ダメージを最小限に食い止めましょう。年齢と一緒で、肌へのダメージも蓄積し、それが老化に繋がります。
様々な紫外線対策をご紹介したので、取り入れやすい方法を実践してみてください。
参考文献
https://cosme.jmec.co.jp/column/uv/a00006/
https://stalgie.co.jp/suppleport/iherb-lypricel/
https://dm-net.co.jp/calendar/2018/027945.php
https://stalgie.co.jp/suppleport/iherb-lypricel/
https://news.yahoo.co.jp/articles/58794d6ba8e63d8cffdf107697b7ce600cc13bfb